テキサスホールデムのルールはシンプルです。全員に自分だけのカードが二枚配られ、真ん中に共通のカードが五枚、表向きで出ます。各プレイヤーはその七枚から五枚で一番強いハンドを作り、ショーダウンで一番強いハンドがポットを獲得します。
ハンドは四つのベッティングラウンドで進みます。プリフロップ、フロップ、ターン、リバーです。ハンドが終わるとディーラーボタンが時計回りに動くので、強制ベットとアクションの順番が公平に保たれます。
ホールデムのゲームの構成
| 項目 | |
|---|---|
| 一つのテーブルのプレイヤー | 最大十人 |
| 自分だけのカード | ホールカード2枚、伏せて配る |
| 共通のカード | コミュニティカード5枚:フロップ3枚、ターン1枚、リバー1枚 |
| ベッティングラウンド | 4回:プリフロップ、フロップ、ターン、リバー |
| 強制ベット | ボタンの左のスモールブラインドとビッグブラインド |
| 最終的なハンド | 自分の2枚とボードの5枚から最強の5枚 |
| ベットの形式 | ノーリミット:自分のスタック全部まで、どんな額でもベットできる |
ボタン
二枚のホールカード
テキサスホールデムは 一つのテーブルで何人までプレイできる?
ホールデムは、一つのテーブルで二人から十人までプレイできます。ヘッズアップは二人、「6-max」は六人、「フルリング」は九人か十人です。どの人数でも一人に二枚ずつ配り、同じ四つのベッティングラウンドで進みます。
ヘッズアップ:二人のときの例外
ボタンがスモールブラインドを出してフロップ前は最初にアクションし、フロップ、ターン、リバーでは最後にアクションします。もう一人はビッグブラインドを出し、配るときに最初のカードを受け取ります。1/2のヘッズアップなら、ボタンが1、ビッグブラインドが2を出します。ボタンが差額の1を足してコールするとポットは4になり、ビッグブラインドはチェックかレイズができます。最小のレイズなら合計4になります。
下の六人のハンドは、通常の順番で進みます。二人でのゲームには、専用のガイドヘッズアップポーカー
ハンドの始まりから終わりまで
六人でプレイする1/2のノーリミットのハンドを、最初の強制ベットから、ポットが勝者に渡るまで追いかけます。こちらはボタンの席です。一つのハンドを確認問題つきで最後まで追うページでは、判断のたびに問題が出ます。
こちらの左のプレイヤーが1のスモールブラインドを、その左のプレイヤーが2のビッグブラインドを出します。ほかの人はまだチップを出しません。
全員に、時計回りに一枚ずつ、二枚のカードが伏せて配られます。こちらのホールカードはダイヤのエースとクイーンです。
アクションはビッグブラインドの左から始まります。二人がフォールドし、カットオフもフォールドして、こちらの番です。7にレイズすると、スモールブラインドはフォールド、ビッグブラインドはあと5を足してコールし、合計7に合わせます。
ディーラーが一枚を伏せたままバーンし、三枚を表にします。こちらはトップペアで、キッカーはエースです。ビッグブラインドがチェック、こちらが8をベットし、ビッグブラインドがコールします。
もう一度バーンして、もう一枚。ビッグブラインドがチェックし、こちらもチェックバックするので、チップが増えないままラウンドが終わります。
バーンして、最後の一枚。アクションする前に、ボードを読みましょう。同じスートのカードが三枚出ていないのでフラッシュはありえませんが、ストレートはありえます。ボードに5-3-2があるので、A-4か6-4を持っている人はストレートができています。ビッグブラインドが10をベットし、こちらはコールします。
リバーで最後にベットしたのはビッグブラインドなので、ビッグブラインドが先に見せます。クイーンのペアで、キッカーはナインです。こちらはダイヤのエースとクイーンを見せます。ペアは同じで、次のカードでこちらのエースが相手のナインに勝ちます。ディーラーが51のポットをこちらに渡します。
ボタンが一席左に動き、ブラインドも一緒に動いて、次のハンドも同じように配られます。
このハンドにはリレイズがありませんでした。プリフロップの7へのレイズは、2のビッグブラインドに5を足したレイズなので、認められる最小のリレイズは、さらに5を足した合計12でした。その場合は、フォールドするか、差額の5をコールするか、相手のレイズで増えた額以上をさらに足してレイズできます。残っている全員が最後のベットかレイズにコールするかオールインするまで、またはほかの全員がフォールドするまで、アクションはテーブルを回り続けます。そのあとでディーラーが次のカードを出します。
四つのベッティングラウンド
一つのハンドは、四つのストリートを進みます。
| ラウンド | 配られる | |
|---|---|---|
| プリフロップ | 一人二枚のホールカード。コミュニティカードはまだない | ビッグブラインドの左のプレイヤー |
| フロップ | コミュニティカード三枚を表向きに | ボタンの左で残っている最初のプレイヤー |
| ターン | コミュニティカードをもう一枚、合計四枚 | 同じく、ボタンの左の最初のプレイヤー |
| リバー | 最後のコミュニティカード一枚、合計五枚 | 同じく、ボタンの左の最初のプレイヤー |
ビッグブラインドの左のプレイヤーが最初にアクションするのは、プリフロップだけです。ブラインドはすでにチップを出しているので、アクションはブラインドを飛ばし、その左でハンドに残っている最初のプレイヤーから始まります。フロップからは順番がリセットされ、ボタンが最後にアクションします。アンダーザガンからカットオフまでの席の名前は、ポーカーのポジションのガイドで紹介しています。
自分の番で選べる五つのアクション
アクションが回ってきたとき、ルールで認められている動きは五つだけです。どれを選べるかは、このストリートですでに誰かがベットしているかどうかで決まります。
レイズには例外が一つあります。フルレイズに満たないオールインです。
チェックした プレイヤーのあとにレイズできる?
そのチェックに対してはできません。チェックはベットせずに番を回すことなので、まだレイズする対象がありません。ほかの誰かがベットすることはでき、すでにチェックしたプレイヤーも、アクションが戻ってきたらフォールド、コール、レイズができます。
テキサスホールデムの 「ノーリミット」とは
ノーリミット
- 最小ベット:ビッグブラインドの大きさ。1/2のゲームなら、どのストリートでも認められる最小のベットは2です。
- 最小レイズ:レイズで増やす額は、そのストリートの直前のフルベットの額、または直前のフルレイズで増えた額以上でなければなりません。前のプレイヤーが10をベットしたなら、こちらのレイズでは新しい合計を20以上にする必要があります。そのあと誰かが50にリレイズしたら(こちらの20に30を足したレイズ)、次のレイズはさらに30以上を足して、新しい合計を80以上にする必要があります。
ベット、レイズ、コールができる場面なら、プレイヤーはいつでもオールインして、スタックをすべて出すことができます。また「テーブル上のチップだけでプレイする」というルールがあり、プレイできるのはハンドの開始時に持っていたチップだけです。ハンドの途中でテーブルの外からチップを足すことも、セッションの途中でテーブルからチップを引き上げることもできません。
オールインがフルレイズに満たないとき
フルレイズに満たないオールインは、次に誰がレイズできるかを左右します。たとえばブラインドが1/2で、Aが6にレイズ、Bが6をコール、Cが8でオールインし、ほかの全員がフォールドしたとします。Aはあと2を求められ、コールかフォールドができます。この2は直前のフルレイズ、つまりAがビッグブラインドに足した4に届かないので、Aに対してベッティングは再開されず
ブラインドの大きさとベットの形式
二つのブラインドが、認められる最小のベットと最小のレイズ、そしてフルスタックを測る基準を決めます。ゲームによっては、ブラインドに加えてアンティ(全員またはボタンが出す小さな強制ベット)があります。
ホールデムには三つのベットの形式があります。変わるのはベットの大きさだけで、配り方、アクションの順番、役の強さは三つとも同じです。
| 形式 | |
|---|---|
| ノーリミット | どのストリートでも、自分の番なら、スタック全部までどんな額でも。 |
| ポットリミット | ポットの大きさまで。 |
| リミット | ベットとレイズの大きさが、ラウンドごとに前もって決まっている。 |
七枚から最強の五枚を作る
ショーダウンでのハンドは、二枚のホールカードと五枚のコミュニティカードから作れる、最強の五枚のポーカーハンドです。ホールカードは二枚とも使っても、一枚だけでも、一枚も使わなくてもかまいません。フォーのペアは、どれだけ高いカードが並んだハイカードにも勝ちます。ベストファイブのルール
ホールカードから使われるのはテンだけです。クラブのスリーは使われません。
同じスートのカードがボードに三枚出ていなければフラッシュは作れず、ストレートを作る連続した五枚のうち三枚がボードになければ、ストレートは作れません。
どのハンドが勝つか:役の強さの順番
ホールデムのハンドはすべて十種類の役のどれかに当てはまり、上の役は必ず下の役に勝ちます。
フラッシュ
ショーダウンでの ポットの渡し方
リバーのベットのあとに二人以上がハンドに残っていれば、ショーダウン
二人がまったく同じ五枚のハンドになったら、ポットは均等に分けます。スートの違いで勝敗が決まることはありません。Poker Skillのフラッシュのレッスンに出てくる、ダイヤが五枚並んだボードでも、フラッシュの役にはなりますが、ダイヤがほかのスートより強いわけではありません。
あるプレイヤーが現在のベットに届かないチップでオールインし、ほかのプレイヤーにまだチップが残っている場合、ディーラーはサイドポット
ショーダウンを 読んで勝者を当てる
二人のプレイヤーがリバー
答えを見る
こちらの勝ちです。二人ともボードのクイーンとペアになっています。こちらの五枚は、ダイヤのクイーン、クラブのクイーン、ダイヤのエース、ダイヤのエイト、スペードのファイブ。相手の五枚は、スペードのクイーン、クラブのクイーン、スペードのナイン、ダイヤのエイト、スペードのファイブです。ペアは同じなので三枚目のカードで決まり、エースがナインより上です。
間違えやすいルール
- 順番
英語 を守らずにアクションする。自分の番は、右隣のプレイヤーのアクションが終わったときに来ます。早くアクションすると後ろのプレイヤーに情報を与えてしまい、ディーラーの裁定で、そのアクションどおりにプレイしなければならないこともあります。 - エースは高くも低くも使えるが、一つのハンドで両方には使えない。A-2-3-4-5はホイールと呼ばれるストレートです。ファイブハイで、エースがツーより下になるのはこのときだけです。Q-K-A-2-3は、エースをまたいで回り込めないので、ストレートではありません。
- ショーダウンでポットを受け取るには、カードを二枚とも見せる。一枚だけ見せてもう一枚をマックすると、二枚合わせれば勝っていたとしても、ディーラーに権利なしと判断されることがあります。
- カードがものを言う。自分のハンドを読み間違えても、実際の役より弱く扱われることはありません。目の前のカードが実際にはフラッシュなのに「ペアです」と言っても、ディーラーはフラッシュと読み取り、ポットはそのままこちらに渡ります。ショーダウンでどちらのハンドが勝つか自信がなければ、ポーカーで何が何に勝つかのガイドで、判断の難しいケースを順に説明しています。
印刷用のルールシートには、配る順番、アクションの選択肢、役の強さの一覧が載っています。
ルールの次に覚えること
ルールの次に来るのは、二つの疑問です。何が何に勝つのか、そしてドローがどのくらいの確率で完成するのか。ポーカーの役の強さ一覧表は、ロイヤルフラッシュからハイカードまでのすべての役を、七枚からそれぞれの役ができる確率とともに並べています。2と4のルールは、本格的な計算をせずにドローの判断をするための、暗算のコツです。
よくある質問
テキサスホールデムの 役の強さは?
強い順に、ロイヤルフラッシュ、ストレートフラッシュ、フォーカード、フルハウス、フラッシュ、ストレート、スリーカード、ツーペア、ワンペア、ハイカードです。フラッシュは必ずストレートに勝ち、フルハウスは必ずフラッシュに勝ちます。
テキサスホールデムでは 一人何枚のカードが配られる?
二枚です。全員に、自分だけのホールカードが二枚伏せて配られます。そのあと、五枚のコミュニティカードが真ん中に表向きで出てきます。フロップで三枚、ターンで一枚、リバーで一枚です。
テキサスホールデムは 2人でも遊べる?
遊べます。二人でのプレイはヘッズアップと呼ばれます。ボタンがスモールブラインドを出してフロップ前は最初にアクションし、フロップ後はどのストリートでも最後にアクションします。それ以外はすべて同じで、二人でのゲームには専用のガイド「ヘッズアップのルールと戦略」もあります。
バーンカードは 何のためにある?
フロップ、ターン、リバーの前に、ディーラーは一番上のカードを伏せたまま捨てます。これがバーンカードで、ゲームに使われることはありません。ディーラーの近くに座っているプレイヤーが一番上のカードをちらっと見てしまっても、カードに印がついていても、ボードが表になる前にそのカードは取り除かれています。リバーまで進んだハンドでは、三枚がバーンされます。
フロップ前に全員がフォールドしたら どうなる?
最後までハンドに残ったプレイヤーが、カードを見せずにポットを獲得します。そのプレイヤーは、スモールブラインドとビッグブラインド、それにすでに真ん中にあるほかのチップを受け取ります。フロップは配られず、コミュニティカードも出ないまま、ボタンが一席左に動いて次のハンドが始まります。